
参考書は、調査や研究、あるいは大学・高校受験や資格試験の参考にする書籍のことです。
ここでは、資格試験の参考書について、どんな参考書を選ぶべきか解説していきます。
これから、資格試験合格を目指して頑張る方、特に忙しい、限られた時間の中で学ぶ方の参考にしていただければとてもうれしいです。
本気で勉強したい人のための参考書の選び方
「かんたん」「すぐわかる」などを信用しすぎない
目指す試験にもよりますが、参考書の中には、「これだけ読めばすぐにわかる」とか「これだけで簡単に合格できる」と謳った書籍も少なくありません。
特に勉強にブランクがあったり、自信がない方は、そうしたキャッチフレーズを見るとつい手に取ってしまうことでしょう。
しかし、あなたが、目指す資格はそんなに簡単なものでしょうか?
価値ある資格を取得するためには、それなりの犠牲や代償が必要であることを自覚する必要があります。
参考書1つとっても同じことが言えるでしょう。
他人は他人、自分は自分。合格者の意見は100%信用しない
合格した人から「この参考書はとてもよかった」「これから勉強する人にはお勧めします」と推薦されることもありますが、そうした場合には、良かった理由やおススメの理由までしっかりチェックすることを忘れないようにしなければなりません。
そもそも地頭の良いひとは、どんな参考書を使っても合格できるものです。
あるいは、本が好きな人であれば文字を読むのに抵抗が少ないかもしれません。
図解が入っている方が理解が進む人や、音声解説のほうが頭に入りやすい人など、学習傾向は様々ですので、自分の傾向を把握したうえで、どんな推薦理由があるのかをよくチェックしましょう。
価格は高ければいい、というわけではないが一理ある
参考書はピンからキリまであります。
数百円で購入できるものもあれば、数千円あるいはセットで1万円近くするものもありますね。
もちろん、値段が高ければそれだけ合格しやすくなるか、というと一概にそうともいえません。
しかしながら、強気な価格設定には何か理由があるはずです。
例えば、フルカラーである、ページ数が多い、動画や音声が教材についている、開発期間が長くかかっているなどなど。
そうしら理由が正当なものであれば、どんなに価格が高くとも「リーズナブル」と言われるわけです。あくまでも価格は価格、あなたにとっての「価値」とはズレがあります。
自分にとって必要なものであれば、それは決して高い買い物ではないかもしれません。安物買いの銭失いにならないようにしましょう。
参考書の目的は「学習」であり「合格」です。途中で合格をあきらめるような参考書を手に取らないように、参考書選びには十分に時間をかけて、そしてできるだけ慎重に行うこととを全力でおススメします。